小4「何度言ってもゲームをやめない」はなぜ起こる?子どもの発達とゲームの仕組みから解説!

Swichが大好きな小学4年生の息子。18時から夕飯だからゲームを終わりにしてねって言ったのに、
「あとちょっとだから!」仕方ないな~と伸ばしても、「もうちょっとだから!」
と何度言っても終わらないゲーム…「もう、ご飯できてるのに、いいかげんにしなさーい!」
ママも我慢の限界ですよね。。結局怒ってしまう。空気が悪くなって嫌ですね。😢

そもそもなぜ子どもはゲームをやめられないのでしょうか。

科学的な理由と、子どもの発達から解説していきます。

なぜ子どもはゲームをやめられないのか?脳のしくみから

ゲームがもたらす「報酬系の刺激」

  • ゲームは「報酬系」と呼ばれる脳の仕組みを刺激し、ドーパミンという脳の中で気持ちいい!と感じるホルモンを分泌します。
  • 特に、レベルアップ・ボス戦・ガチャ・報酬ゲットなどは強い達成感を生み、「もう少しやりたい!」という気持ちを加速させます。

    ドーパミンが出て、強くなったり、自分の目的が「できた!」という達成感から、
    「もっとやりたい!」と夢中になるのです。

    これは人間の脳の仕組みなので、決して子どもが意志が弱いとか、ママを困らせようと思って、が原因ではないのですね。

途中で終わらせるのはいや。。。心理学的な理由

途中でやめても、また明日できるじゃん!ママは思いますよね。

実は、最後まで達成したことより、中断したり、途中で終わらせたことの方が気になり続けることが、心理学の実験でわかっているんです。

夕飯だからやめないといけない状況で、ゲームを中断しても、続きが気になってしかたない、ストレスになるわけです。だから、中断されたくない!という気持ちが強くなり、ゲームから切り替えることが
難しくなります。余計に「あと1回だけ!」と粘る原因になるのです。

子どもの発達段階に理由が 必要なのは「自己コントロール力」

ゲームをなかなかやめられないのには、子どもの発達段階にも理由があります。

脳の発達や心理的な影響から、大人でもゲームや楽しいことを、途中でやめるのは大変なことです。
それに、小学生の子どもは

脳の司令塔ともいわれる、前頭前野という部分の発達がまだまだ未完成です。
前頭前野は感情をコントロールしたり、「やりたいことを今やりたい!」という衝動を抑える働きがあります。

また、先の行動を予測して計画をたてることも、前頭前野の働きです。

この脳の司令官の制御力がまだ未熟なので、小学校4年生はまだまだ自分のコントロールがうまくできず、後の夕飯のために「楽しいゲームをやめる」ことはとても難しいのです。

発達段階では正常のこと、と思えば、「うちの子なんでこうなの?」と思わず、多めに見てあげられそうですね!

まとめ

なぜ何度言ってもゲームがやめられないのか。
脳のしくみと、心理学的な理由、子どもの発達段階にも理由があるというお話をしました。

ゲームを途中でやめるのはとても難しいことだと理解してあげることで、

「うちの子ゲームやめられない!」と怒ってしまうのを減らせるかもしれません。
でも、すぐにやめて欲しいとき、どうしたら良いの?という問題は、また解説していきますね。

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